エキステリーグ第2節
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リーグ第2戦、波に乗れるか?
開幕戦を勝利で迎え、勢いに乗りたいFC東京の第二戦の相手は、横浜マリノスとの乱打戦を征したガンバ大阪。苦手意識のあるGK松代をなんとしても攻略し、連勝としたい。
スタメンは開幕戦と同様に阿部を右サイドに置く4-5-1。対するガンバは開幕戦でレッドカードを受けたフェルナンジーニョが出場停止となり、代わって松波が名を連ねる。
晴れ渡る空に、FC東京サポーターの歓声を響かせたい。
阿部のクロスから戸田が執念のゴール!!
試合開始から一進一退の攻防が続く。まず28秒、宮沢のスルーパスが戸田に渡り、振り向きざまにシュートを放つ。そして松代に阻まれたこぼれダマを阿部が狙う。しかし遠藤が立ちはだかり、ゴールにはならない。
50秒には一人で持ち込んだマグロンがミドルシュート。これは土肥の正面。
そして1分6秒、自陣でボールを拾ったルーカスが右サイドの阿部へ鋭いスルーパス。枚数の少ない守備を右サイドから突破し、フリーでクロスを上げる。ゴール前に走り込んでいた戸田が、ディフェンス2人を振りきって渾身のヘダー!(写真) 戸田の執念が乗り移ったかのようにボールはサイドネットを揺らし、カウンターから待望の先制点を得た。
続く1分24秒にも中盤でボールを奪い取った今野から阿部、ルーカス、戸田と高い位置でサイドチェンジを行いゴールを狙う。これはゴール右に逸れるが、再びケリーから戸田へとつないでシュート。だが松代にキャッチされてしまう。
2分2秒には、自陣のゴール前で宮沢がクリアしたボールを渡辺がカットし、ゴールを狙われる。これはゴール右に外れ難を逃れた。その宮沢は、前半ロスタイムにマグロンが放った強烈なミドルシュートを体を張って防ぎ、汚名返上とばかりに守備への貢献を見せた。
追い上げるガンバの猛攻を茂庭、ジャーンが執念のディフェンス!
後半20秒に得たCKにケリーが合わせるも、これは宮本にクリアされてしまう。後半のチャンスらしいチャンスはこの一回のみで、ここからは耐える時間帯が続く。
58秒にはセンターサークル付近でファウルを取られ、遠藤が縦にボールを送るが、これは茂庭がクリア。
2分12秒にはマグロンのミドルシュートをジャーンがヘッドで防ぐ。浮き球をもう一度マグロンがシュートを放つが、土肥がファインセーブ、こぼれダマも金沢が確実にクリア。
そして2分30秒にはまたもマグロンのシュート。これを防いだ土肥とジャーンが交錯してしまい、寄せていた大黒が無人のゴールを狙う。だが間一髪のところで茂庭がゴールマウスを死守。最後に遠藤がミドルを放つが、これは土肥が難なくキャッチ。
前半の戸田の気迫が乗り移ったかのような固いディフェンスでガンバの追い上げを振り切り、開幕2連勝、さらに完封のおまけもついた。得点力不足の感は否めないが、今後の攻撃陣の奮起に期待したい。*1
他の試合結果
神戸 2-0 浦和
柏 2-0 名古屋
横浜 3-3(6PK5) 磐田
大分 3-3(0PK1) 東京V
清水 0-3 C大阪
新潟 3-1 市原
広島 2-0 鹿島
得点ランキング
1位:桑原(新潟) 4点
2位:根占(東京V) 3点
3位:マルキーニョス(市原)、明神(柏)、佐藤(横浜M)、森岡(清水)、イルハン、藤本、幡戸(神戸) 2点
10位:ルーカス、阿部、戸田(FC東京)他 1点